キャンプやドライブなどで遠方に行くとき、自治体の境界を通る際に、
コレクションとして、
カントリーサインを撮影しています。
カントリーサインとは、市区町村の境界に設置されてる、自治体名の看板のことです。
こんなやつ ↓
このカントリーサイン、九州内ではほとんどが、↑ に挙げたような
「自治体名(県名+市区町村名 or 市区町村名のみ)」 のパターンや、
それに「市章(市のマーク)」が付いただけの、ちょっと味気ないパターンが多いのですが、
ちょっと特徴的なのは、我が福岡県(自治体の特徴を絵図にしたもの+自治体名)
と、更に見た目楽しいのは、キャンプ場も多い大分県(カラーイラスト+自治体名)
あたりが、撮影時にテンションの上がるカントリーサインを掲げています。
(※長崎県、宮崎県のごく一部でも、イラスト入りがあるようですが。)
特に大分県は、実地調査やGoogleストリートビューで調べた限り、
「全市区町村」に、イラスト入りのカントリーサインが設置されてます。
※姫島村(島なので境界が海上にある)を除く。
かつ、いわゆる
「平成の大合併」で消滅した旧自治体のカントリーサインも、旧自治体名を上書きで消す形でほぼ現存しています。(2020年9月現在)
ここまで徹底されていると、これを計画立案した誰かの執念を感じてしまいます。
他に自治体の境界で大好物なのは、
「国境石」ってやつです。
「廃藩置県」より以前の、「藩ごとの国境」を定めた石が、現代に残った(あるいは再整備された)ものです。
我が家からほど近くにあるこちらの石は、「これより南 筑後国」「これより北 筑前国」と刻まれています。
現代においても、土地の境界というのは、いろいろな争いの種になるものですが、
このようなデカい標石を立てて境界を主張していた、というのも
どういう経緯があったのか、官から民までどのような争いがあったのか、など案内板や文献を漁ったり、
それに対する考察をまとめたサイトを渡り歩くだけで飯3杯は軽いですね。
なかなか注目されにくいものですが、双方とも後世に歴史の一端を伝えるランドマークだと思います。
国境石なんか少しぐらバズってくれると、「御朱印ブーム」みたいに各ランドマークが整備されたり、
何かしらスタンプラリーみたいになってくれたりして楽しいのになぁと思ったりしています。